投稿日:2023年08月25日
I女性会議設立60周年、皆様から温かいお祝いのメッセージをいただきました!
60周年へのお祝いメッセージを掲載いたします(お名前50音順)。
お寄せくださったみなさま、ありがとうございました。
******
阿部知子さん(立憲民主党/衆議院議員)
I女性会議の結成60周年、おめでとうございます。平和、人権、平等を求め、たゆまぬ活動を続けておられる皆さまへ心より敬意を表します。今通常国会は、日本の将来に大きな禍根を残す悪法が次々と強引に成立させられました。戦争の悲惨を忘れ、コロナで多くの生命を犠牲にしたことへの反省もなく突き進む政権を、私たちは何としても止めなければなりません。力を合わせ、いのちを大切にする社会を一緒に築いて行きましょう。
伊是名 夏子 さん(コラムニスト)
60周年おめでとうございます。マイノリティが動く時、同じ属性であることばかりに注目し、インターセクショナリティの視点が欠けることがよくあります。しかし障がいのある女性とも連帯し続け、一緒に平和を目指してきたあゆみに感銘を受けています。築かれてきたものがあるからこそ、今の私がいます。バックラッシュも強く、SNSでの女性差別もより深刻になりますが、繋がり続け、全ての人が生きやすくなる毎日を目指しましょう。
大椿ゆうこさん(社民党副党首/参議院議員)
I女性会議60周年、おめでとうございます。今年4月、繰り上げ当選により参議院議員になり、国会に活動の場を頂きました。この間、数年にわたり応援していただいたみなさんに、心より感謝申し上げます。私は「クビを切られた非正規労働者」として、「労働者の使い捨てを許さない」と訴え続けてきました。低賃金で不安定な非正規労働者の多くは女性たちです。常に、女性たちが抱える課題を発信し続け、女性たちの権利のために声を上げるI女性会議のみなさんとともに、私も国会の中で当事者の声が政治を変える流れを作っていきます。
戒能 民江 さん(お茶の水女子大学名誉教授)
I 女性会議結成60周年を心から祝したい。その前身である「日本婦人会議」が創設された頃、世を席巻していた女子学生亡国論に抗して、学内に作られた「女子学生の会」で議論したり、百里や北富士の基地調査に加わったりして、私はどう生きるか、必死に模索していた。それから60年、女性支援新法の制定に関わり、女性の人権軽視の社会を変えなければと強く思う。これからも、軍事化を阻み、差別の撤廃をめざす女たちの闘いは続く。
I女性会議60周年に対し、敬意と感謝を申し上げます。貴団体とは、いつの時も活動を共にしてきました。特に「戦争への道を許さない女たちの会」や「ノーレイプ、ノーベースの会」では、武力での解決策に反対を訴え続けてきました。敗戦後にできた平和憲法を誇りとし、私たちの活動はぶれることはありません。昨今の軍拡に向かう時代ですが、今後とも戦争への道はゆるさず、ともにがんばりましょう!
2016年に提訴した女たちの安保法制違憲訴訟には、全国各地のI 女性会議のみなさんが原告になられています。毎回多くの方が裁判の傍聴に来てくださり、とても力付けられています。世界の軍事化と岸田政権による未曽有の軍拡推進の中で、安保法制違憲訴訟の意味はますます大きくなっています。「安全保障」にもジェンダー主流化を! 平和なくして平等なし・平等なくして平和なし!の実践をともにやりぬきましょう。
鴨桃代さん(なのはなユニオン)
まだ日本婦人会議だった頃、その活動のあり方について、何でもあるが専門がない「コンビニ」と称せられたことがあった。私はユニオンも働く者が気軽に相談でき、解決に動く「コンビニ」だと思う。だからI女性会議が専門店にならずとも、女性が生きやすい社会をめざし奮闘された60年間に心からご苦労様と言う。同時に、さらに弱い立場にある全ての人が尊重され、生きられる社会とするために、「女性労働」を希望あるものにすべく、I女性会議の活動が折り返されることを願う。
I女性会議結成60周年を心からお祝い申し上げます。女性差別をはじめ、あらゆる差別に反対し、人権と生活、平和を守る活動に邁進してこられたことに敬意を表します。戦争へと向かう現情勢の中で差別や分断が一層厳しくなることが懸念されますが、在日同胞の喫緊の課題である朝鮮学校の高校生と幼稚園児への差別解消、ヘイトスピーチ問題などあらゆる差別に声をあげ、戦争を反対し、東アジアの平和と朝・日国交正常化実現のために共に闘いましょう!
菊池進さん(全日本建設運輸連帯労働組合・中央執行委員長)
I女性会議結成60周年をお祝い申し上げます。映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』の制作、上映運動で、みなさまと貴重な出会いを得ることができたことに感謝しています。岸田内閣は世界において戦争する国に日本を変貌させています。これを阻止するたたかいに女性運動と労働運動で手を携えていきましょう。I女性会議のさらなるご発展を祈念します。
小林緑さん(女性作曲家研究者)
貴紙には幾度も励ましを頂きました!女性作曲家を無視し続ける風土は、マスメディアの女性誌を見くびる態度とピタリ!重なります。今どき、女抜きの文芸もジャーナリズムも噴飯もの!ところがクラシック音楽好きのフェミニストは、その音楽がもっぱら男たちの作と気付かずに称賛している…私はそれが歯がゆくてなりません。名誉男性化したフェミニストは願い下げです。「I 女のしんぶん」に見習って、女の実績・歴史をしっかり可視化していきましょう!
近藤和樹さん(日本社会主義青年同盟中央委員会・委員長代行)
5月に開催された平和友好祭の「第29回被戦地オキナワ青年の旅」では、I女性会議沖縄県本部のみなさまのご協力を得て、仲宗根藤子さんから沖縄戦の体験や反戦平和ついてお話をいただきました。平和行進では、「私も若い頃に平和友好祭に参加した」と、封筒にカンパを入れて青年に渡して下さった女性がいました。心からの感謝を申し上げます。激励に応えるべく、これからも反合理化、反戦平和、反差別のたたかいに奮闘します。
城倉純子さん(国際婦人年連絡会世話人)
結成60周年、誠におめでとうございます。平和と人権が尊重される女性が生きやすい社会は、すべての人々が生きやすい社会であるとして、その啓発行動を全国展開されての60年。差別と戦争のない社会の構築を目指す皆さまの弛まないご努力で、多くの女性リーダーをも輩出された意義深い年月となりました。今後も貴会議の益々のエンパワーメントを祈念致しますと共に、ジェンダー平等社会に向けて、私たちの更なる連帯を誓います。
杉浦ひとみさん(弁護士)
60年前に女性の立場を訴えるこの会ができたことに驚嘆する。当時、男尊女卑は空気のように存在しその中で私たちは育った。どんな女性たちが声を上げたのだろう。学生時代は優等生の女子は「男子枠」だった。私が女性の不平等を意識し負をゼロにと考えたのは成人を過ぎてから。女性の優れた特性にやっと気づいたのはさほど前ではない。女性の持つ能力は体力的弱さに覆われやすいが、この会には常に新しい女性像を発掘してほしい。
瀬戸大作さん(一社団法人反貧困ネットワーク・事務局長)
私たちは、国籍に関わらず!日本人でも、ナニジンでも、ここ(日本)に生きている人として、貧困状態に置かないことを目標に活動してきました。人権より国益(治安)が優先化され、いのちにかかわる問題を多数決で決めるのが民主主義のはずはありません。私たちは、誰ひとりであっても排除されることを許容しません。人間を人間扱いしない圧政に全力で抵抗し続けましょう。今後も繋がり続けましょう。
I 女性会議結成60周年を心からお祝い申し上げます。岸田政権は、専守防衛を放棄し原発運転期間60年超を認めるという日本の枠組みを大きく変える決定を、まともな議論もないまま強行しました。立法事実もないまま改憲議論を進め、LGBT法案を差別強化になりかねない悪法にねじ曲げるなど、もはや誰のための政治かわかりません。しかし、先の統一自治体選挙では全国に女性議員の仲間が増えました。力を合わせてがんばりましょう。
永井 よし子 さん(市民活動家)
1980年、軍拡の動きに抗する女たちが山手教会で開いた集会で、私はI 女性会議と出会った。ほどなく、水道橋東プロビル内の事務所に足繁くお邪魔することになったのは、戦争への道を許さない女たちの会世話人や、I 女のしんぶんの編集委員としてであった。ここで私は、自分の意思で行動し仕事を持ち、女性の権利のために闘う友情と知見と勇気に満ちた女性に出会えた。キナ臭い動きが再びの今、反戦と自由の灯を共に掲げよう!
中島 由美子 さん(全国一般労働組合・東京南部執行委員長)
I 女性会議60周年で、1962年をググってみると、この年、女子雇用者が激増し、主婦のパート就労が増え始め、婦人少年局が「女子労働者の内に占める有夫者の割合21.7%に増加」と発表。当時の妊娠・分娩離職率は46%で、中小ほど離職率が高い。ところが内閣府2018年調査の出産離職率は46.9%、正社員3割に対しパート・派遣の離職率は7割と。何だこれ? 62年の流行語は「残酷物語」「ハイそれまでよ」だって。まだまだやることありますなあ。
二階堂健男さん(全日本水道労働組合・中央執行委員長)
I女性会議結成60周年を心よりお喜び申し上げます。平和と人権、女性が生きやすい社会、誰もが差別されることなく豊かに暮らせる社会の実現に向けてご奮闘される皆様に、尊敬と敬意を表しております。今なお続くウクライナでの戦争や岸田政権の軍拡・増税路線、そして民主主義が脅かされつつありますが、すべての人々が安心して働き、生活できる社会の実現に向けてともに取り組んでまいりましょう。
西嶋保子さん(日本教職員組合女性部長・労働局長)
女性会議結成60周年おめでとうございます。日教組は「わが子、教え子を再び戦場に送るな!」のスローガンのもと、戦争がなく、だれもが安心して暮らせる社会をめざして、日々とりくみを続けています。社会に様々な情報が飛び交う昨今、何を信じていいのか不安になります。そんな時、貴会議の提起にたくさんのヒントをいただき、何度勇気づけられたことでしょう。今後もますますのご発展をお祈りいたします。
福島みずほさん(社民党党首/参議院議員)
I 女性会議の結成60周年、本当におめでとうございます。長きにわたり、皆さんが活動をされてきたことに心より敬意を表します。皆さんの活動によって、ジェンダー平等、人権の伸長が実現できただけでなく、高齢者、子どもたち、LGBTQの人たちの尊厳を守ることが出来たと思っています。また、社民党の活動をいつも応援していただいていることに感謝します。これからも平和憲法を守り、戦争反対のために一緒に力を合わせて頑張っていきましょう!
松川聡さん(国鉄労働組合・中央執行委員長)
I女性会議結成60周年を心からお祝い申し上げます。3年を超える新型コロナウイルス感染拡大のもとで働く者の実質賃金は減り続け、消費は冷え込み、我慢につぐ我慢を強いられています。なかでも非正規雇用や有期・短時間・契約等労働者の生活は深刻です。今こそ格差や差別を是正して平和憲法と人権を守り、女性が健康で安心して働き続けられるジェンダー平等社会を実現するためにも、皆さんと共に全力で取り組みを進める決意です。
三浦まりさん(上智大学教員)
60年も経つと女性をめぐる課題は随分と変わるようで、案外変わらないものも多いと思います。共働きは増えてきましたが、家父長制はしぶとく生き残り、女性たちを抑圧し続けているからです。 I 女性会議は女性たちの困りごとに向き合い、それを解消するための政治のあり方を模索する媒体だと思います。分断が進む時代だからこそ、女性たちを繋げていく I 女性会議の役割は一層強くなっているといえるでしょう。益々の発展を心より期待しています。
三井 マリ子 さん(女性問題研究家/本紙連載「叫ぶ芸術 ポスターに見る世界の女たち」執筆者)
80年代「ヨーロッパの男女雇用平等法」を日本に紹介した田中寿美子さん、鮮明に覚えています。清水澄子さんとは2008年韓国にご一緒して、北朝鮮、韓国、日本、中国、米国、ロシアによる六者協議の女性版を成功させました。敬愛する議員2人の願いは平等と平和!それには国会に女性を多数送ることです。小選挙区制では絶対ダメ。比例代表制こそが女性議員を増やす鍵です。I 女性会議のますますの奮闘を祈ります。
毛利珠代さん(全日本自治団体労働組合)
I 女性会議 結成60周年おめでとうございます。日頃の皆様のご奮闘に敬意を表しますとともに、自治労女性部運動の前進に多大なご協力をいただいておりますことを厚く御礼を申し上げます。
さて、自治労本部女性部は、これまでの慢性的な人員不足な職場実態にコロナ禍や頻発する自然災害対応などが重なり、多くの仲間が疲弊しています。仕事に追われ、職場の仲間と話をする時間も取れなくなっている中で、仕事ができないのは自己責任だとして、仕事を抱え込み、退職を決意せざるを得ない仲間が年代を問わず増えています。さらに定年年齢の引き上げが追い打ちをかけ、女性部が実施した生休・年休アンケートでは「定年まで働き続けられない」と回答した女性組合員が5割を超えました。定年まで健康で差別されることなく働き続けるために、現場の声を届けるとともに、あらためて「定時に来て、定時帰る」「必要な休暇を取る」といった人間らしい働き方とともに「必要な人員を要求する」ことが必要だと考えております。悩みや不安を一人で抱え込むことなく話し合うこと、職場の実態・問題・悩みを共有し、自分たちで要求し解決していくことが女性部組織の原点です。女性部があったから働き続けられたといえる仲間づくり組織づくりを引き続き進めています。また、日本の平和は危機的な状況にあるといえます。侵略の歴史に学び、平和な社会とその礎となる憲法を守る運動を広範な仲間とともに構築し、職場、地域から反戦平和、民主主義を守るために声をあげていかなければなりません。
人間らしく生き続け人間らしく働き続けられる、職場や社会をつくるために共にがんばりましょう。最後に、皆様方の引き続きの活動がこれまで以上の成果をあげられますことを祈念し連帯のメッセージといたします。
山城博治さん(ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会・共同代表)
独断による壊憲策動と、戦争へ戦争へと暴走する岸田内閣の文字通りの亡国政治に直面する今日、護憲と反戦平和の旗頭を高々と掲げ諸活動を取り組んでこられたI 女性会議が結成60年の大きな節目を迎えられことを共に喜び、ますますのご活躍ご発展を祈念いたします。「台湾有事」「南西諸島有事」を声高に叫び、問答無用で島々での戦争準備を進める岸田内閣に恐怖が走ります。共に手を携え政府の暴走を止めてまいりましょう!
柚木康子さん(均等待遇アクション21事務局)
I 女性会議結成60周年!おめでとう!I 女のしんぶんに名称変更になる前からの読者として30年を超えるお付き合いです。変えよう均等法を経て、均等待遇アクションの運動を一緒に取り組んできました。均等待遇は未だ実現せずですが、女性労働、性差別やマイノリティへの差別、原発などの諸課題、憲法を活かし平和を実現する活動等をこれからもI 女のしんぶんを通じて情報発信よろしく。